亡くなったら
まずしてあげること
お別れの準備のしかた
お別れまでゆっくりとわが子との時間を過ごしましょう
大切なわが子を失ったときは、素直に悲しみを表し、我慢せずに泣きましょう。
涙は心を洗い、深く清らかにして悲しみを癒してくれます。
焦る必要はありません。安置してあげたら、ゆっくりわが子との時間を過ごしましょう。
人の「お通夜」のように、お花や大好きな食べ物などをわが子の側に供えてあげてください。そして、声を掛けたり撫でたりして、かわいい姿をできるだけ眺めてあげましょう。
生前親しくしていた方など、会いにきて欲しい方には連絡し、一緒に思い出を語るのも良いことです。ご自宅で亡くなられた場合は、かかりつけの動物病院に一報を入れましょう。
安らかな姿で安置してあげる
ご自宅で亡くなられた場合、以下の3点については、すぐにしてあげましょう。気温などの状況によりますが、死後2時間ほどで硬直がはじまります。
用意するもの
ダンボール等の箱
ペットシーツ・
新聞紙
タオルやガーゼ
保冷剤や氷
お花やローソク
好きだったもの
姿勢を直してあげる
- やさしく前・後ろ足を胸の方へ折ってあげます。
- ダンボール等の箱にシーツやタオルをひいて寝かせる場所を用意してください。
からだを清めてあげる
- 毛並みを整え、まぶたや口を閉じてあげます。
- お湯で湿らせた布などで全身をやさしく拭き取ってあげます。
- からだから体液が滲み出していたらガーゼ等で拭き取ってあげます。繰り返し拭いてあげると次第に気持ちが落ち着きます。
- タオル等でからだを包むようにし、寝かせてあげます。
- お花や好きだった物でまわりを囲んであげてください。
からだを冷やしてあげる
- 愛着のある安心できる場所、かつ涼しい場所に安置します。
- 保冷剤や氷をタオルや袋に包んで頭部やおなかの辺りを中心に冷やしてあげます。
(お葬式(火葬)まで時間がある場合は、霊園で預かってくれることがあります)
お葬式(火葬)について
少し気持ちが落ち着いてきたら、お葬式(火葬)・供養の方法をご家族で相談してください。
現在は火葬をするのが一般的です。どうぶつのお葬式には、人と同じようにセレモニーやお骨上げを行うプランや、他のどうぶつたちと一緒に火葬・埋葬するプランなどがあります。また、お墓を建てる方、自宅に遺骨を安置される方など火葬後の供養の方法も様々です。
どうぶつのお葬式(火葬)や供養の方法に決まりはありませんので、どれが正しいか、良いか悪いか、ということではなく、”わが子らしい”方法、ご家族が納得できて悔いが残らない方法となるよう、わが子と向き合い思い出を振り返りながら考えてみましょう。